Amazonのカートのアルゴリズムの変更で、一部の商品のカートがなくなってしまいました。
Amazonで販売している側から見れば改悪です。
カートがなくってしまった商品は
- 売れ行きが悪くなる
- 価格が下がる
という結果になってしまっています。
カートがなくなってしまった商品の考察と対策について解説していきます。
カートが取得できていないとは
2019年10月からAmazonのカートの仕様変更でカートがない商品がでてきました。
カートがないとは、こういう状態です。
今までお客様が購入する手順は
カートがある場合は、
「カタログページ」→「カートに入れる」
カートがない場合は、
「カタログページ」→「すべての出品者を見る」→(選択して)「カートに入れる」
購入までの流れが2ステップも増えてしまいました。
購入者は買うまでの工程が長くなり、買わない選択が増えてしまいます。
なぜカートのない商品が出てきたのか
カートが取れていない商品については
Amazonのセラーセントラルの価格の健全性に記載されています。
まとめると
- 他社の小売サイトと比較して、価格が高いものはカートがない
- 合計価格(販売価格+送料)で小売りサイトと競争力がある場合はカートがある
2の合計価格(販売価格+送料)は非常に厳しい条件です。
Amazonでの販売の場合、販売価格=仕入れ金額+販売手数料(配送料)+利益です。
販売手数料は500円~800円ほどかかります。仕入れ金額に手数料を足して金額設定ですから無謀です。
他社のショップ金額の2倍~3倍の価格設定してあるものが多いので、カートがない商品が結構出てきてしまいます。
Amazonからのメールでもお知らせが毎日来ています。
引用:Amazonメール
Amazon側としては、顧客満足度を上げるために価格が高い商品は販売してほしくないということです。
また、今まではAmazonが在庫が切れたら、セラーにカートが回ってきていました。最近では1カ月待ちの商品でもAmazonがカートを取得しているケースもあります。
カートが取得できていない商品の確認方法
カートの取得できていない商品はセラーセントから確認できます。
「価格」→「価格の健全性」をクリック
カートが取得できていない商品が一覧で表示されます。
ここに表示されている商品はカートが取得できていない商品です。
カートが取得できなくなってからの影響
カートの取得ができていたころと、カートがなくなってからの売れ行きはどうなったか見ていきます。
今までリピートしていた商品のモノレートです。
ランキングの波形がだいぶ変わっています。
7月、8月はしっかり回転していた商品もだいぶ回転が悪くなっています。
月の販売個数が変わってない商品も中にはありますが、商品の売れ行きは全体的に悪いです。
さらに
回転が悪くなる→売り急ぐ→価格が下がる→損切
と悪循環が起こってきています。
カートがなくなって売上に影響が出た人も多いはずです。
カートが取得できなくなった商品の対策
価格が下がってしまった商品は、リピートできずに一旦保留です。
カートが取れなくなった商品がポツポツ売れていく
回転も下がったし、価格も下がっちゃたからリピートはなしだな
— やす@リピートせどりマイスター (@yasu_repeatsedo) October 29, 2019
またAmazonの仕様が変更される可能性があるので、しばらく様子見が必要です。
リサーチに関しても、カートがある商品をリサーチしていくことが大事です。
例えば、少し高単価な商品を狙っていく、他のジャンルをリサーチしてみるなど変化に対応していきましょう。
今後は、カートがなくなってからの売れ行きも確認ができるので、カートがなくてもしっかり回転している商品であれば問題ないと考えます。
カートがないもので3ヶ月以上前のランキング波形を参考にする場合は注意してくださいね。
私は、カートがない商品は売り切ったあとは、リピートせず極力排除しています。ようやく半分まで減らせました。
まとめ
カートがなくってしまった商品は
- 売れ行きが悪くなる
- 価格が下がる
とよくないことばかりです。
カートの仕様が変わるはずなので経過観察していきましょう。
プラットホームを使用していれば、規制や仕様の変更によって影響を受けてしまいます。
こんな時にどうすればいいか考え実行していくことが大切です。
ピンチはチャンス!!
悪くなってしまったことを逆にチャンスと考える思考を持っていくが大事です。
コメント